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2025年6月18日 掲載

関東社会学会で気候市民会議に関する研究成果を報告しました

6月14日、15日に東京大学で行われた関東社会学会第73回大会のテーマ部会「科学技術革新による社会再編の可能性――知の構築プロセスへの市民の関与」で、三上が「民主主義の実験としての気候市民会議」と題して、気候市民会議に関する研究の成果をお話ししました。報告では、特に2022年以降に参与観察してきた日本国内の気候市民会議の複数の事例を比較すると、事例や局面によって、専門知と民主主義の関係という観点で、互いに対照的な三つのタイプが見出されたことを紹介しました。そして、分類した三つのタイプが、同じ会議の中にも併存したり、異なるタイプがせめぎ合いながら展開したりする過程を見ると、気候市民会議は、対話や行動を通じて新たな問題解決の取り組みを生み出そうとする民主主義の実験となりうることを示唆しました。

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