気候市民会議さっぽろ2020の最終回、第4回では、論点1「脱炭素社会の将来像」をふたたび取り上げて、補足的な情報提供を行った後、参加者によるディスカッションを行いました。
まず、論点1について議論するための準備として、江守正多参考人(実行委員、国立環境研究所地球環境研究センター副センター長)が、これまで3回の会議での情報提供のおさらいを中心としたレクチャーを行いました。質疑応答では、江守さんのほか、札幌市環境局の佐竹輝洋係長、山西高弘係長も加わって、参加者の質問に答えました。
その後、前回までと同じ4人ひと組のグループ(Zoomのブレークアウトルーム)に分かれて、ディスカッションを行いました。脱炭素社会に転換した札幌の将来の姿や、そこへ向かう上で重視すべき視点や考え方、そして脱炭素化を実現する目標時期(2050年か、それよりも早期か)について話し合いました。
約1時間のグループディスカッションの後、会議の締めくくりとして、参加者20人全員で全体ディスカッションを行いました。参加者お一人おひとりから、会議全体をふりかえって意見や感想を述べていただいた後、各グループのファシリテーターがグループ内での議論の内容を発表し、全体で共有しました。
最後に、論点1の3つの問い(Q1〜Q3)を対象として投票を行いました。Q1とQ2では、参加者の意見をもとにあらかじめ設定したビジョンや基本的方針の要素について、5段階または4段階で評価した上で、その他に追加すべきポイントなどを自由に記述しました。Q3では、脱炭素化を実現する時期について選択し、選んだ理由や実現の時期に関する意見を自由記述欄に回答しました。
実行委員会では、来年1月中旬頃に速報版の報告書を公表するとともに、札幌市に正式に届けます。その後、3月をめどにより詳しい報告書を取りまとめるとともに、公開シンポジウム(オンライン)を行う予定です。
※第4回会議の参加者用プログラムは下記のリンクからご覧いただけます。以下のタイムテーブルは実際の時間に基づいて表記しているため、プログラム上の時間割とは若干異なります。
13:00 ガイダンス
ガイダンス(三上直之(研究代表者)+八木絵香(全体司会))
13:15 参考人レクチャー(江守正多 実行委員、国立環境研究所地球環境研究センター・副センター長)
補足的な情報提供として、これまでの情報提供のおさらいと、論点1の議論への準備について情報提供しました。
13:35 質疑応答
参考人レクチャーに関する質疑応答(江守氏+札幌市)
13:55 休憩
14:05 グループディスカッション
4人ひと組のグループに分かれ、論点1「脱炭素社会の将来像」」に関する3つの問いを取り上げ、脱炭素社会に転換した札幌の将来の姿や、そこへ向かう上での基本的な方針、脱炭素化を実現する時期について話し合いました。
15:10 休憩
15:20 全体ディスカッション
会議の締めくくりとして、参加者20人全員での全体ディスカッションを行いました。参加者お一人おひとりから感想を述べて頂いた後、各グループのファシリテーターからグループ内での議論の内容を発表し、全体で共有する時間としました。
16:05 閉会
16:25 投票
論点1の3つの問い(Q1〜Q3)を対象として投票を行いました。Q1とQ2では、参加者の意見をもとにあらかじめ設定したビジョンや基本的方針の要素について、5段階または4段階で評価した上で、その他に追加すべきポイントなどを自由に記述しました。Q3では、脱炭素化を実現する時期について選択し、選んだ理由や実現の時期に関する意見を自由記述欄に回答しました。
【資料pdf】Q1・Q2の選択肢
【資料pdf】Q1・Q2の選択肢作成のもとになった意見
17:00 終了