脱炭素化技術ELSIプロジェクトの全体ミーティングが1月15日午後に、プロジェクトメンバー全員が出席しオンラインで行われました。ELSIプログラム側からも、唐沢かおり総括(東京大学)と、野口和彦アドバイザー(横浜国立大学)、水野祐アドバイザー(シティライツ法律事務所 弁護士)、RISTEX事務局の方々が参加されました。
このプロジェクトは、私たちテクノロジーアセスメントグループ(TAグループ)のほかに、代表の江守正多さんがリーダーを務める「評価枠組グループ」と、「政策過程グループ」(渡邉理絵グループリーダー(青山学院大学))があります。評価枠組グループは、脱炭素化技術を対象としたELSIの観点を含む多面的な評価枠組の開発を、政策過程グループは脱炭素化技術をめぐる日本の政策過程の分析と、そのELSIの観点からの考察を、それぞれ担当します。TAグループは、脱炭素化技術の社会的・倫理的影響を評価するテクノロジーアセスメントを設計と実施を、これら両グループと協力しつつ行います。今回のミーティングでは、各グループから20分程度でこれまでの活動状況を報告し、総括・アドバイザーも交えて意見交換しました。
TAグループからは三上が、2021年度に予定しているTAワークショップの概要をお話しした後、松浦さんがWS参加者の選出に向けて進めているステークホルダー分析について、八木さんがオンラインでのワークショップの実施に向けた検討状況を報告しました。(三上直之)