2024年7月30日 掲載

脱炭素化技術ELSIプロジェクトのメンバーが編集・執筆した、気候変動の教科書が東京大学出版会から出版されました

脱炭素化技術ELSIプロジェクト*の江守正多・東京大学教授と杉山昌広・東京大学教授が編集委員を務め、朝山慎一郎・国立環境研究所主任研究員と三上直之がコラムを執筆した『気候変動と社会：基礎から学ぶ地球温暖化問題』（東京大学出版会）が出版されました。

本書は、7つの章で構成され、地球環境と人間社会の相互関連の理解するために必要な広範な知見を体系的に、わかりやすく解説しています。コラムでは、「地球温暖化」/「気候変動」/「気候変化」といった学術分野によって呼称が異なる類似用語の解説から、気候訴訟や気候市民会議といった気候変動をめぐる最新の社会的動向まで幅広くカバーされています。

江守教授が執筆した最終章では、「わたしたちに何ができるか？」と題して、①知る・考える、②気候対策を支持する、③選択する、④ビジネスを動かす、⑤もっと声を上げる、⑥研究する、という六つの貢献の方法が挙げられています。

本書は大学初学者向けの教科書を意図して編集されましたが、これから学ぶ方だけでなく、情報のアップデートや知識の整理に役立つ1冊となっています。

【書誌情報】
書名：気候変動と社会：基礎から学ぶ地球温暖化問題
出版社：東京大学出版会
発売日：2024年7月30日
言語：日本語
単行本：264ページ
ウェブサイト：https://www.utp.or.jp/book/b10084323.html

＊江守教授、杉山教授、朝山主任研究員、三上が執筆したパート
江守・・・コラム1.1, コラム1.4, コラム5.1, 7章
杉山・・・コラム1.2, コラム1.3, 2.3節, 5.1~5.6節, コラム5.2, コラム5.3, 6.2節, コラム6.1
朝山・・・コラム1.2
三上・・・コラム6.3

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