活動の様子

2024年1月29日 掲載

[終了 録画公開中] 3月14日に「 気候市民会議 実践ワークショップ〜日本と英国の地域における開催事例を中心に〜」を開催します

本イベントは終了しました。当日の録画を公開しています。

脱炭素社会への転換を、それぞれの地域や国において幅広い社会的合意を図りながら進めるための一つの方法として、気候市民会議に期待が集まっています。気候市民会議では、社会の縮図をつくるように一般から無作為に選ばれた人たちが、バランスの取れた情報提供を受けて熟議し、政策提言をまとめます。2019年から欧州の国や自治体で急速に広がり、日本でも2020年に札幌市で試行された後、首都圏を中心に各地で開かれています。

本ワークショップでは、英国における第一人者として、全国規模や自治体での気候市民会議の開催に深く関与されてきたスティーブン・エルスタブさん(ニューカッスル大学教授)らを招いて、日本で気候市民会議の実践と研究に携わる関係者が一堂に会し、経験を共有して議論します。特に、日本および英国での代表的な開催例を複数取り上げ、参加者の皆様とともにケーススタディを行い、気候市民会議の効果的な開催について幅広い角度から考え、今後のより良いあり方を展望します。

気候市民会議の開催とその活用に関心をお持ちの自治体関係者、関連分野の実践家、研究者、その他一般の市民の方々のご参加をお待ちしています。

 

日 時 2024年3月14日(木)9:30〜17:40(終了後、同会場で交流会)

会 場 パシフィコ横浜 アネックスホール(横浜市西区みなとみらい1-1-1)

みなとみらい線   みなとみらい駅より徒歩8分
JR線・市営地下鉄 桜木町駅より徒歩15分

アネックスホールへのアクセス(パシフィコ横浜のページに移動します)

使用言語 日本語・英語(同時通訳付き)

プログラム

司会:午前の部 石川智子(公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) 戦略マネージメントオフィス ナレッジ・コミュニケーション ジョイントディレクター)
午後の部 竹内彩乃(東邦大学准教授、気候民主主義PJ)

第1部  [全体会]
9:30-9:45 開会挨拶

三上直之(名古屋大学大学院教授、気候民主主義PJ代表)
高橋康夫(公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)所長)

9:45-10:20 基調講演「英国と欧州における気候市民会議の最新動向(Recent developments of climate assemblies in the UK and Europe)」

スティーブン・エルスタブ(ニューカッスル大学教授) 資料(日本語)資料(英語)

10:20-10:45 報告 

    報告1 日本における気候市民会議の開催動向

    三上直之 資料(日本語)/資料(英語)

    報告2 神奈川県の複数地域での気候市民会議の展開

       稲田素子(環境政策対話研究所理事) 資料(日本語)/資料(英語)

11:00-12:10 事例報告 1 日本における気候市民会議の展開

  マチごとゼロカーボン市民会議(埼玉県所沢市) 

  齋藤伸宏(所沢市環境クリーン部マチごとエコタウン推進課 課長)  資料(日本語)資料(英語)

  あつぎ気候市民会議(神奈川県厚木市)

  遠藤睦子(あつぎ気候市民会議実行委員会 事務局長)  資料(日本語)資料(英語)

  かながわ気候市民会議 in 逗子・葉山(神奈川県逗子市・葉山町)

  加藤 洋(かながわ気候市民会議 in 逗子・葉山 運営委員会委員長) 資料(日本語)資料(英語)

  気候市民会議つくば(茨城県つくば市)

  徳田太郎(気候市民会議つくば実行委員会 設計・運営ワーキンググループ) 資料(日本語)資料(英語)

 12:10-13:00 昼食

13:00-13:25 事例報告 2 英国における気候市民会議の展開

  甲斐沼美紀子・石川智子(IGES) 資料(日本語)資料(英語)

第2部  [分科会]
13:25-15:30 グループディスカッション
第1部で報告された日英の開催事例を中心に取り上げ議論

①うまくいったと思われること、達成できたこと、成果
②うまくいかなかったと思われること、問題点、課題
③以上を踏まえて、日本における気候市民会議をより有意義に活用していくにはどうしたら良いか?

第3部  [全体会]
15:35-16:15 グループディスカッションの結果共有

16:15-17:30 パネルディスカッションおよび全体での意見交換

パネリスト:スティーブン・エルスタブ、齋藤伸宏、遠藤睦子、加藤 洋、徳田太郎、マギー・ボサンケット(英国ダラム市 持続可能性・炭素・気候変動チームリーダー)、江守正多(東京大学教授、気候民主主義PJ)、進行:三上直之

17:30-17:40 閉会挨拶

柳下正治(一般社団法人 環境政策対話研究所 代表理事)

18:00-20:00 交流会(会場内で開催。会費3000円)

定   員  80名

参 加 費  無料(交流会に参加される方は、当日飲料代として会費3000円を申し受けます)

申込方法 下記の参加申し込みフォームからお申し込みください。

      https://forms.gle/MMrZ8Szb4WEgzjeH7

本ワークショップは招待制で行うため、一般の方にご参加いただける枠には限りがあります。参加ご希望の方は2月29日(木)をめどに、なるべくお早めにお申し込みください(申込は終了しました)。定員に達した場合など、期日前に受付を締め切らせていただくことがあります。参加の可否については、遅くとも3月初頭までに順次ご案内させていただきます。

主   催
「気候民主主義の日本における可能性と課題に関する研究」プロジェクト
(科研費23H00526、代表:三上直之 名古屋大学大学院環境学研究科教授)
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
一般社団法人 環境政策対話研究所(IDEP)

ワークショップ実行委員 ▽気候民主主義PJ:江守正多(東京大学)、竹内彩乃(東邦大学)、田村哲樹(名古屋大学)、茅野恒秀(信州大学)、松橋啓介(国立環境研究所)、三上直之(名古屋大学、実行委員会代表)▽IGES:浅川賢司、石川智子、渡部厚志 ▽IDEP:稲田素子(IDEP理事)、大塚彩美(東京大学、IDEP会員)
実行委員会事務局 石川智子、矢野さやか(IGES)、片岡良美(北海道大学)、郡伸子、三上直之(名古屋大学)

問い合わせ・連絡先
気候市民会議ワークショップ実行委員会事務局
cca-secretariat@iges.or.jp

本実践ワークショップは「気候市民会議と気候民主主義に関する日英間の学び合い」の一環として、科学研究費補助金(23H00526)大和日英基金奨励助成グレイトブリテン・ササカワ財団助成金の支援により行います。

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